hagetak's blog

どうも、はげたかです。

ハワード・シュルツ『スターバックス成功物語』

はじめに

先ほど読了した『スターバックス成功物語』について書評を書く。

スターバックス成功物語

スターバックス成功物語

本書は、約450ページも有り、結構分厚い本であるが、意外とするする読める。(手に取るのが難関、一度手に取れば100ページは読める)

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シアトル、そして今あるスターバックス

スターバックスの起源は、シアトル。タリーズコーヒー(ジャパン)のきっかけもシアトル。

このように、シアトルというとコーヒー先進地域のように見えるが、実は当時のアメリカはコーヒーに美味しさ(質)を求めていなかった。

本書を執筆したハワード・シュルツは、イタリアのエスプレッソバーに訪れ、そこでの出来事をアメリカに持ち帰った。当時スターバックスマーケティング責任者であったシュルツは、上司にそれを持ちかけたが、提案は却下。

シュルツは、情熱と信念を持ち、コーヒー会社(エスプレッソバー)を設立し、スターバックスを買収した。そして、スターバックスはものすごく強いブランドを持つことになる。

すべては一杯のコーヒーから (新潮文庫)

すべては一杯のコーヒーから (新潮文庫)

このように、スターバックス・経営者のハワード・シュルツの歴史が詰まっている本である。 読んでいてすごく楽しく、コーヒー好きにはたまらないかもしれない。

また、起業をしたい方にもオススメであり(アメリカと日本の文化は違うが...)、結構衝撃を受けるだろう。 これを読むまで、自分も起業家志向であったが、起業家の先である経営者としての立場は、ものすごく難しいものであることがわかった。また、アメリカ企業の特徴であるヘッドハンティングが多く、登場人物が把握できない...ってのも面白さの一つである。

本書を読んでから...

本書を読んでから、スターバックスの店舗の見方が変わった。今まできにしていなかった店舗内のデザインなどを気にするようになり、店員さん(パートナー)の手の動きなどを注意深く見るようになった。例えば、ミルクを泡立たせ、温める作業を見てみると、一回一回ぷしゅーーーーって掃除をしている。すごく徹底していて、しかも笑顔での対応。素晴らしい。。。

このように、見方が少し変わり、一つ一つが感動となる。これぞスターバックスエクスペリエンス。

そして...

本書は2000年までの話であり、ハワード・シュルツは一度引退をしている。しかし、彼はまたCEOとなり、スターバックスの再建をしている。『スターバックス 再生物語』は、そのことが書かれており、現在読み進めているところである。

スターバックス再生物語 つながりを育む経営

スターバックス再生物語 つながりを育む経営

さいごに

本書は、

を学ぶことが出来るだろう。読んでいて楽しいので、おすすめする。

スターバックス成功物語

スターバックス成功物語